タイトル
KD-Axx Series
KD-A1桁シリーズの次のシリーズでA77/A66/A55/A33という構成となる。
ビクター初の3ヘッド機が登場したりするのだが、シリーズと呼ぶには若干違和感がある。
すなわち最上級機が7ナンバーであったり、77には搭載されていないB.E.Sチューニングが下位の66に搭載されたり、新シリーズというよりも1桁シリーズの補完の意味合いが濃いようにも思える。
新品での比較ではないので絶対そうだとは言えないのだが、なぜかKD-Aシリーズの中でA55/66が他に比べて音が良いのである。

KD-A77(¥105,000)
ビクター初の3ヘッドデッキ。
他メーカーが70年代には続々と3ヘッドを出していた中では遅い。
デュアルキャプスタンもDDも遅いのでビクターは意外と保守的なのであろうか。
3ヘッドである以外ウリがないのでちょっと高いように思う。
同時期のソニーTC-K71ならデュアルキャプスタンで¥79,800である。
もう少し高くしてB.E.Sチューニングを付け、KD-A88としていたら良かったのにと思う。

KD-A77 ・録音ヘッド:センアロイ
・再生ヘッド:X-cutセンアロイ
・消去ヘッド:センアロイ
・FGサーボDCモーター+DCモーター
・ワウフラッター0.04%
・ANRS+SuperANRS
・REC EQ

メイン基板は2階建てで向き合っています。
上の基板が再生回路で、下が録音回路のようである。
A55以降SuperANRSチップは小型になった新型になるが、77は従来のチップである。
内部
   
モーターはA55/66とは違ってさすがにFGサーボ。
基板の配置などもA7とほぼ共通のようである。
メカ
   
カセットドアはその後のA55/66とは違って従来どおりのパンタグラフ式。
カセットドアのデザイン・電源スイッチの形状など、全体的に1桁シリーズに近い。
次のDDシリーズではヘッドのエンブレムはなくなるので、このX-cutSA3ヘッドのエンブレムを付けたのは本機だけである。
カセットドア
   
このデザインのメーターをちょうど逆さまにしたのがA55のメーターになる。
テープセレクトはクロムのみ自動検出。
これはA8と同じだが、A66/55はマニュアル。
フェリクロムポジションがあるのはこの2桁シリーズが最後。
メーター
   
3ヘッド化による最大の変更点がヘッドの取り付け方である。
従来より頑丈そうなヘッドベースに取り付けられているが、これはDDシリーズも同じ。
消去ヘッドが片持ち支持で動くようになっており、これはデュアルキャプスタンの代わりにテンションを保つようにするためであろうか。
ヘッド

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