タイトル
KD-A Series
世界初のメタル対応デッキであるKD-A6を皮切りに登場したメタル対応第一世代のシリーズ。
型番の流れでまとめればKD-A8・KD-A7・KD-A6・KD-A5R(リモコン対応)・KD-A5・KD-A3(機械制御)・KD-A2M((機械制御・シスコン用?)という機種構成となる。
他社においては非メタル対応機をそのままメタル対応化しただけのものも見受けられる中、新設計でシリーズ化してきたビクターの意気込みが感じられる。

KD-A5(¥59,800)
KD-Aシリーズの戦略モデルと言えるのがKD-A5である。
1979年当時、定価¥59,800ラインと言えば他社ではまだまだ機械式のレバー操作が多かった中、メタル対応で2モーターフルロジックコントロールを引っ下げて登場した本機は、まさに価格破壊であったに違いない。
私が初めて入手したカセットデッキがコレであり、先行でパイオニアのシスコンを買っていた同級生もデッキはKD-A5であった。

KD-A5 ・録音再生ヘッド:センアロイ
・消去ヘッド:センアロイ
・電子制御DCモーター+DCモーター
・ワウフラッター0.04%
・ANRS

   
シャーシにはサブフレームのようなものが入っています。
特別な機能はないので内部はシンプル。
内部
   
2モーターフルロジックコントロールメカ。
キャプスタン用モーターは電子制御DCモーターと、上位機のようなFGサーボではないのはコストの問題であろう。

メカ
   
ヘッドはX-cutではない普通のセンアロイだが、消去ヘッドはフェライトではなくちゃんとセンアロイであり入門機とはいえ手抜きがない。 ヘッド
   
美しい透過型バックライトの大型VUメーターに5点ピークメーターを装備。 メーター
   
大型の録音ボリュームがデザイン上のアクセントとなっている。
カセット照明や出力ボリュームもきちんと装備しており、特別な装備はないがしっかりと作ってある印象。
ちなみに背面にはメタルテープ録音時にバイアスを±10%可変できるスイッチがある。

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